コロナに有効な界面活性剤含む洗剤とはどのような成分?
どうもやぎなぎです。
コロナウィルス対策で話題になったマスク、そして消毒の為に必要なアルコール、次亜塩素酸ナトリウム液などがありました。
今回経済産業省の調査で新たにコロナウィルスの不活性化に有効な家庭用洗剤が発表されたのでまとめてみました。
界面活性剤含む家庭用洗剤
有効と発表されたのは界面活性材を含む家庭用洗剤です。界面活性剤は、界面(物質の境の面)の性質を変化させる物質の総称をいいます。界面活性剤には水になじむ親水性と油分になじむ親油性の両方を有しており、ふつうだとなじまない水と油混ぜ合わせる効果を持っているということです。
引用:https://www.kao.com/jp/qa_cate/clothcleanser_04_02.html
この効果によって油汚れを落とすのに役に立っています。
経済産業省は今回コロナウイルスに、0.05から0.2%に希釈した界面活性剤を20秒から5分間反応させ、ウイルスの数が減少することを確認し、そのリストを発表しました。
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
・アルキルグリコシド
・アルキルアミンオキシド
・塩化ベンザルコニウム
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル
これらを含む家庭用洗剤がコロナに対して有効と検証されました。
使い方は洗剤によって変わる
界面活性剤を含む洗剤の効果は検証されたが洗剤によって使用対象と使用方法が変わるので確認が必要です。
住宅・家庭用洗剤
対象:家具や床等の住宅関連
方法:界面活性剤ををぬるま湯に溶かして雑巾で浸し2度拭き、もしくは布などにスプレーして拭きとる。
台所用洗剤
対象:食器、調理器具
方法:界面活性剤をぬるま湯に溶かしたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)に5分以上浸した後、通常の洗浄を行う。
引用:https://www.nite.go.jp/data/000108034.pdf
界面活性剤は過去SARSやスペイン風邪の際にもウィルスに対する効果が評価されている。今回の新型コロナウィルスもSARS等と似た構造を持つため有効だとされている。
きっとニュースで報道されるとリストアップされた商品はドラッグストア等で品薄になりそうだけどしっかりと成分表をみて購入すればそのようなことはないと思うので各々しっかりとしたリサーチが必要だと思います。